
2019年04月01日
卒業




渡嘉敷小中学校の卒業式が行われました。
5名の小6生と8名の中3生が卒業。
渡嘉敷島には高校がないため、中学生は15の春、全員島を離れます。そのため、卒業式、その後の卒業祝賀会・謝恩会とは別に、各家庭大きなお祝いをして子供たちを送り出します。私たち島人もお祝いに参加します。一年で一番忙しい季節。
今年の留学生は5名が卒業を迎え、2名が継続となりました。
一緒に暮らした子供たちが島を離れる3月は、何とも言えない寂しさがこみあげてきます。
あの笑顔、あの頑張る姿、あの辛口トークにもう出会えないと思うと…
心にぽっかり穴が開くような…そんな思いは心に隠して笑顔で見送ります!
都会から留学して来た子供たちは、とても成長しました。
小さな地域ながらも、それぞれの子供たちが活躍し(時にはそんな場面を作ってもらい)、大きな自信を身に着けました。
子どもたちは、地域の人や先生方に声掛けられ、励まされ、愛され、「1人の人として見られてる」と感じたそうです。
これは人を信頼し、自分も人のため地域のために動く力になったのではないでしょうか。
また、国立公園でもある大自然の中、海、山、田畑でめいっぱい遊び、走り、泳ぎ、働きました。
大自然と融合する気持ちよさ、自然を大事に思う心も育ったのではないかと思います。
この島で得たものを、みなが進むそれぞれの地域で活かしてくれることを祈ってます。
そして、いつでも渡嘉敷島に帰って来て下さいね。
Akiko Sakata
Posted by sakata at 23:18│Comments(0)
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