わらびや

短期キャンプの時に子供たちと一緒に追い込んで捕まえたヤギは、ウサギという名前をつけられて今ではすっかりみんなになじんでいます。
みんなで田んぼや畑で働く時は一緒に来てあぜ草刈を手伝います。


そして時々子どもと遊んだりします。朝のリーダーの仕事は、ウサギを囲いから出してえさになる葉っぱのあるところに連れて行くことです。
畑仕事をするおばあたちからも、本当にかわいいと絶賛で、いつの間にかえさをもらったりしていました。
人間には慣れたのですが、ヤギはもともと集団の動物なので、夜は一匹でとてもさびしそうでした。夕方囲いに入れると悲しそうに鳴くので、なかなか離れ難いことがしばしばでした。

そんなウサギに、やっと家族が出来ました。
ウサギを捕まえた場所でまたもヤギを捕まえて、それがなんとウサギの本当の母親でした。
2匹は会うとすぐにわかったようで、よく鳴きあっています。
手前がウサギで奥がお母さんです。ウサギは出産が近いので、他のヤギがいるとおなかを突付かれたりする心配があるのですが、なにしろお母さんなのでウサギが何をやっても怒りません。それどころかよく狭い小屋で2匹が重なるように寝ています。これからウサギが出産して3世代一緒に散歩に行くのが楽しみです。