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2014年04月25日

女たちの戦(いくさ)の記憶

女たちの戦(いくさ)の記憶沖縄では、選挙戦の際に、今でも巫女(みこ、祈り人)が候補者の後ろにつくそうです。いわば戦の女神ですね。
これは昔からの話で、久米島の君南風(チンベー)という役職の巫女が、1500年に石垣島で起きたオヤケアカハチの乱の平定に活躍したことが知られています。写真は楽天イーグルスの君南風殿地(神社)での必勝祈願

と書くとすっきりしていますが、武力のない女性たち、実際にその当時の巫女(琉球王国では武士たちの縦社会と同じような公職でノロと言いました)たちがやったことは何だったのかというと、味方の力を強めると同時に、相手の力を弱める祈り(呪い)であったのではと思います。
あるいは報復を恐れて、征服された側の民衆や遺児たちに、力を削ぐマインドコントロールに近いようなことをやったかもしれません。そうしたことを自らの身を切る覚悟でやったのかもしれません。これは琉球王国の話だけではなく、日本の戦国の世でも行われていたことと思います。

現代の女性たちが、平和運動として何かや誰かを敵として糾弾する時、やはりそこには昔のノロたちと同じような力(黒魔術的霊力)が働いているような気がします。今に続く文章には残っていない裏の戦の歴史だと思います。
だからこそ現代の女性たちが作る平和とは、平和のための反対運動ではなく、自らの子どもを愛するように周囲の人を愛し、更に皆が敵とする人を愛し、家族の中で作られた調和を世の中に広げていくことなのではないだろうかと思います。

男たちが昔の戦の記憶を引きずって見えない鎧を着て、勝ち組負け組という戦を続けているように、女たちが昔の女の戦の記憶を引きずって、夫や家族の力、ひいては社会の力を弱めていることはないでしょうか。

世界の平和は家族の平和から。
そのことがまた貴重な経験をしていただいたご先祖様たちへの供養になるのだと思います。


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