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2011年01月28日

わらびや憲法審議中

わらびや憲法の会議の中で、もう一つ面白いなと思ったことがあります。
小学生のモモンキーが、勉強やスポーツを限界まで頑張るという意見を述べたところ、中2の男子から自然の中で限界までやったら死んじゃうだろ、という反論が出てきました。

確かに日常生活の中で限界までやったとしても、寝込んでしまえばいいだけですが、自然の中、例えば山の中を走り回っている時や、海に潜っている時に限界までやったら死んでしまうこともあり得ます。
わらびや憲法審議中例えばエイヤは平地を走るよりも、ヤギを追いかけて岩場や山を走る時の方が早いのではないかという気がするのですが、そんな動きの中でも止めるべきは止めるという、そうした力の出し入れが出来ることは自然の中ではとても大事なことです。

わらびやでは、自然との対話、自分との対話が出来るというのが一つの目標ですが、彼らは少しづつ自然の中で教えられてきているということなのかもしれません。

お腹が大きくなるにつれてアキコがよく妊婦の身体のことを書いた本を読んでいます。私には自分の体の中で一つの生命が育つということはカンガルーを想像するくらいしかできませんが、女性は生理や妊娠を通じて自分の体との対話を深めていくということでしょうか。

わらびや憲法審議中代わりに男子どもは実際に自然の中に入ることによって、草木の動きを見たり動物の本能を見ながら、初めて自分の体との対話を進めてゆくような気がします。
現代人は残念ながら、重い病気をして初めて自分の体との対話を始めます。

しかし古代には自然に入るときには、自然に対して祈り、また自分の心や身体を振り返って見て、清めてから入ったように思います。そうして細い一本の道をたどりながら、暮らしていたように思います。



自分が生かされているという実感がないと、人は自分に対しても、他者に対しても、自然に対しても傲慢になっていくように思います。
渡嘉敷の自然に感謝して遊ばせてもらえば、教えてもらえることはまだまだたくさんあるようです。




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この記事へのコメント
今日の日本社会の混迷ぶりは怖ろしいほどです。しかし政治・経済・教育・科学・宗教等の世界は驚くほどの無関心ぶりです。このままでは社会は破壊してしまいます。今こそこれを軌道修正する時です。これがツールとして、宗教心を共有することが必要だと思います。自然に感謝し神を畏れ仏の慈悲を頂く時です。是非憲法の中に、宗教心を持つ人間が育つような文言を入れることをお願いしたいと思います。子供たちに、皆と一緒だからこそ暮らせるんだと云う想いを是非持つようにして欲しいと思います。
Posted by 山口 三郎 at 2011年01月29日 16:38
山口様

本当に今の社会の混迷ぶり、無関心ぶりは恐ろしいですね。
 本来なら世の中を引っ張るべき各界のリーダーにも、自分の人生を賭して役割を全うしようとする人間がいないことが、子どもたちにとっては自らの将来像を見いだせない一因ともなり、それが悪循環につながっているような気がします。
 また先祖崇拝の衰退、歴史教育の歪曲が自分の今の立ち位置というか、存在理由を見いだせないことにつながり、各人が孤立して、人間関係の希薄さに結びついているようにも思います。
 そんな世界の打破を目指して、憲法をみんなで考えました。今度は全文掲載しますね。
Posted by 竜 at 2011年02月01日 17:34
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